成田国際空港第一旅客ターミナルビル中央ビル空間デザイン
Narita Hokusai Plaza 
(2007年)

クライアント:成田国際空港株式会社/株式会社日建設計

30M壁面から飛び出した金魚が時空を超えて案内するのが、中央ビル空間全体に渡り設置された23枚の巨大グラフィックパネル空間です。

トランジットのお客様の多い空間の為、数時間滞在していても飽きない様、美術館の様にも楽しめる空間ともしました。空港でここまで国際色を出すのは珍しいとの事でした(リニューアル前成田空港はグレー一色の空間でした事と、世界的に空港は国の色を出さない方向性でした中、この度の国の色を出しますデザインへ大胆な変化を致しました)。

ここでは、世界で最も有名な日本人でもある葛飾北斎の作品を、財団法人墨田区文化振興財団様からのご厚意により特別にお借りし、この空間でしか見る ことが出来ない、葛飾北斎作品の特別なコラージュによるデザインのパネル構成となっています。墨田区の3000点あまりある北斎作品より髙橋がもの凄い集中力で作品選びをしながら全ての作品を記憶し、同時に頭の中で再構成をしていった、日本人の本来の生活をテーマに作品を選択、コラージュしていった、大変なものでした。

葛飾北斎の作品をコラージュし、再構成するということ自体が、普段では不可能な内容ですが、財団法人墨田区文化振興財団様より、公共的な空間でありますこと、そして髙橋からの依頼であれば、という深い信頼関係の上で実現しましたデザインです。

日本、そして日本の生活意識を、世界へご紹介したいというピュアな想いからなるパネルの構成は、一枚づつテーマを持ち(当時の食にあてた内容や、建築に 焦点を当てたパネル、また、女性の移動シーンに焦点をあてたパネル等々)、空間の中でもまた場所ごとに4つのテーマを付けストーリーとした、女性にまつわ る内容、男性にまつわる内容、そして空間全体によるまた、見え方の組み合わせ・ストーリー展開等、日本を様々な見せ方、様々な角度からご紹介をしています。

この北斎作品の見せ方は、独特なものですが、北斎研究の分野の方々にもご評価頂き、空間をもって、国内外の抱える社会の問題解決策へとも、デザインが繋がっていってくれる事を願っています。

また、30M金魚の壁面2枚に挟まれますこの空間は、成田国際空港内でのアンケートに於きまして、人気No.1となった事から、名前が公募で『NARITA HOKUSAI PLAZA』となりました。

空間内には髙橋の考えたコンセプトパネルも4枚ございますので、お出掛けになられましたら是非、ご覧下さい。

◎この場所へ行かれる方は、出国審査時、北ウイング、南ウイングの間の空間へ行かれて下さい。成田内で最も広い空間ですので、空間の端から端までを 歩かれるには、少しお時間が掛かります。早めに出向審査を終えられた機会に、是非お出掛けいただけましたら幸いです。なお、帰国後は、入る事の出来ない場所となっています。

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