成田国際空港第一旅客ターミナルビル中央ビル空間デザイン
30m金魚金箔壁面・30m金魚銀箔壁面
Narita Hokusai Plaza 
(2007年)

クライアント:成田国際空港株式会社/株式会社日建設計

成田国際空港第一旅客ターミナルビル中央ビル新館リニューアルに伴い、日本の玄関口である成田国際空港から「日本を世界へアピールする」といったお題目のもと、大規模な工事が行われました。

「30M壁面2枚_金魚」とは、北ウイング、南ウイングの間の広い中央ビル空間全体の左右にそれぞれ幅30メートル高さ3メートルの成田国際空港内でも過去最大の巨大壁面に日本の伝統技術である金沢箔の金箔と銀箔をそれぞれの壁面に施した、日本と成田国際空港を掛け合わせイメージしたデザインで、箔という側面等から日本の産業・ものづくりのご紹介も含めた、空間デザインを行ったものです。

金魚は髙橋が桑沢時代に描いた手描きのもので、ここでは時空を超えて泳ぐ、過去と未来と現在をつなぎ合わせる存在・成田として登場しています。黄金の国ジパングと、時空空間に掛け、箔面を製作。浮遊する金魚は、時空を超えて自由に泳ぐ存在(=成田)として、中央ビル中の空間、北斎の巨大パネルの配置される巨大空間デザインへと続き、時空を超え、江戸 の生活を通し、日本を紹介していくストーリーが空間全体で様々な意味を持ち奏でられています。

北ウイング側の30Mの壁面、南ウイング側の30Mの壁面共に、成田国際空港内で最も巨大な空間のデザインワークとして紹介され、第一旅客ターミナル中央ビル空間デザインは、一つのストーリーで構成をされたデザインです。

◎ この空間は、成田国際空港内でのアンケートで、成田国際空港内で最も人気のある空間に選ばれました事から、空間に名前が付く事となり、応募の中から「Narita Hokusai Plaza」と名が付きました。
この場所へ行かれるご予定の方は、出国審査時、北ウイング南ウイング間の空間「成田北斎プラザ」へ行かれて下さい。成田内で最も広い空間ですので、空間の端から端までを歩かれるには、少しお時間が掛かりますが、早めに出国審査を終えられた機会に、是非お出掛けいただけましたら幸いです。
なお、帰国後は、入る事の出来ない空間となっています。

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