Cross+breeD 公演パンフ (2000年)
クライアント:CAF-Community Art Funabashi
(現 株式会社ワールドリビングスタイル)
映画イベントのチラシです。
「性教育と解体」がテーマの内容であった為、登場するヌードの男性がピリピリと切り取られ解体されていくデザインを考えました。裏面は教育という意味で、努力しないと読めない薄さに文字をあえて印刷しています。
行為をチラシのデザインの中へ入れる、といったデザインは、当時切取線を入れる為に、4色/1色の印刷予定を1色/1色とする事をイメージし、予算面をクリアする等様々な工夫のあるデザインでもあります。
また、今では日常で見る様になった、クラフト紙をデザインの分野で使用するという、当時まだなかった発想や(当時クラフト紙は梱包材等としての存在でした)、そこへ白で文字や絵などをデザイン・印刷するという、当時まだ見た事のない、かなり実験的な事をふんだんに試みたこのチラシは、当時、皆さんに驚かれた髙橋の斬新な発想から生まれたデザイン手法の中の一つでもあります。