演劇『デジャヴュ01~伊集院警部補の憂鬱』
ポスター (2001年)
クライアント:株式会社アール・ユー・ピー
演劇のポスターです。
紙にトレーシングペーパーを使用しているのは、『デジャ・ヴュ』というタイトルからです。紙を隔てた向こう側の世界とこちら側の世界を表裏からの印刷で表現しました。
またこの舞台会場のポスターを貼る看板がガラス板一枚だった事からも、ガラス板に通常の紙のポスターの貼ってある風景は、表からは良いものの、裏からはガムテープで貼られた紙の裏側しか見えない、もったいない空間となってしまう事等も避ける為にも、ここでは裏から見てもポスターとして成り立つデザインという、当時まだ見た事のない手法のポスターが登場しました。
また、表裏で利用し、二枚、四枚とポスターを展開させると更に柄となり大きなポスターともなる、強いインパクトでの展開をを想定したデザインともなっています。
これは髙橋の、駅でポスターが貼られる際は、張られる面積は決まっているものの、舞台会場内では、沢山のお芝居のポスターが貼られ、広い面積が自由に使用出来る空間となっている事を想定したデザインでした。
他に5種類ものチラシや会場プログラム等も制作し、プログラムは、俳優人のお芝居稽古風景写真等が展開する面白い内容でした。